寝室のウォークインクローゼットに自作の引戸を取り付けた。

寝室のウォークインクローゼットに自作の引戸を取り付けた。

使用した道具

  • メジャー
  • スコヤ
  • 保護手袋
  • 丸鋸
  • 木工用チップソー
  • ドリル
  • ビスケットジョイントカッター
  • テーブルソー
  • 保護メガネ
  • 丸鋸ガイド(90・45度切断用)
  • インパクトドライバー
  • 下地センサー

自作木製引戸作成

材料は1×4材を使用し、
木製引戸本体は、自作倉庫の木製引戸と同じ作業手順になります。

今回は、自作倉庫の木製引戸と違い、1×4材の両端を切り落として使用します。
1×4材の両端は角が丸く加工されていて、そのまま使用すると、つなぎ目に凹みが出来ます。
両端を切り落として接合することにより、無垢の集成材のような雰囲気を狙って、オーダーしたような建具を演出してみます。

材木は年輪に沿って曲がる性質があるので、並べて繋ぐときは年輪の向きを互い違いにすることで、多少は反りを軽減できます。

※ホームセンターの材木はあまり乾燥していない為、間違いなく後々反ってくることを想定しておいた方がいいと思います。

鉛筆の印が薄くて見にくいですが、並べた材木に順番の番号を書き込んで、ビスケットジョイントを打ち込む場所に印をケガキます。

印をケガイた箇所へジョイントカッターで切込みを入れて、材木の接合する面へ木工用ボンドを塗ってビスケットを差し込みます。差し込んだビスケットにも、木工用ボンドを塗ります。

マキタ(Makita) ジョイントカッタ PJ7000

マキタ(Makita) ビスケット №20 (100個入) A-16944

ボンド 木工用 CH18らくらく750 750g(ボトル) 40167

   

接合したら、クランプでしっかりと締め付けます。
写真は、ネグロス電工のダクターを使用して自作したクランプです。

自作倉庫の木製引戸作成時に紹介しています。

はみ出した木工用ボンドは、濡れた雑巾でよくふき取っておきます。拭き残した木工用ボンドは、後から削り取るんですが、結構面倒なので出来るだけふき取ります。

予算に余裕があるのであれば、タイトボンドを使用すれば、乾いた後に簡単に削り取ることが出来るので、おすすめです。

フランクリン 木工用接着剤 タイトボンド オリジナル 16oz 450ml

    


木工用ボンドが乾いたらクランプを外し、今度は引戸の上下に1×4材を接合します。

この時にダクターで上下に挟んで、クランプで締め付けて、歪みが発生しないようにしっかり固定します。
ダクターは色々使い道が多いし、付属品も豊富なので、結構おすすめです。

ネグロス電工株式会社 ダクターチャンネル2.5m D-1

   

  

扉の下部へ、ガイド用の溝を掘っていきます。
溝を切り込む専用の工具が無いので、ジョイントカッターを使用して溝を切り込みました。1回では溝の幅が狭いので、2回に分けて溝を切り込みました。

ジョイントカッターを使用すると、こんな感じに溝を切り込むことが出来ます。
なかなか安定して切込みができるので便利です。

マキタ(Makita) ジョイントカッタ PJ7000

  

   

ランダムサンダーを使用して、表面を仕上げていきます。
ランダムサンダーは集塵機能があると木の粉が余り飛び散らないですが、全く飛ばないわけでは無いので、マスクは必要です。

HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 ランダムサンダー φ125mm AC100V 集じんタイプ SV13YB

防じんマスク DR80SL2W /1-8242-21

    

そして、いつものオイルステインで着色して、匂いが無くなるまで乾燥させます。

アサヒペン オイルステイン 1L ウォルナット


今回は3回重ね塗りしました。

扉を仕上げている間に、取付の準備をします。
右から吊戸用のレールとレール固定用の角材、レールを隠す幕板になります。
レールと、固定用の角材は同じ長さで切り出し、幕板はレールを隠すようにコの字型に作ります。今回幕板も1×4材を使用しました。

ダイケン アルミ製ドアハンガーSD10Aレール 1820 シルバー 10A-R18S

自作木製引戸の取付

現状のウォークインクローゼットです。ここに引戸を取り付けます。


壁の下地材の位置を確認しながら、レール固定用の角材を固定していきます。ビスはコーススレッドの65mmを使用しました。

WAKAI コーススレッド赤箱 半ネジ 65mm

壁の下地は下地センサーを使用して確認しました。

シンワ測定 下地センサー Basic 78575 [シンワ 下地センサー 下地探し]

    

取り付けた角材へ、レールを固定します。

写真がボケちゃってますが幕板を開閉させる為に、幕板の上部へ丁番を固定します。4か所固定しました。
丁番は、100均製で十分だと思います。

取り付けた丁番の反対側を、レールを固定した角材へ固定します。

扉にレール用の複車を固定して、幕板を開いた状態で横から差し込むようにレールへ挿入します。

扉のガイドを3Dプリンターで作成して、100均で買った茶色のスプレー缶で着色して、両面テープで床面へ貼り付けました。
ガイドは、Lアングル等代用できるものなら何でもいいと思います。

扉の開閉位置を決めたら、戸当たり用の木材をレールの中へいれて、ビスで動かないように固定します。

びふぉ~

あふた~

引戸1枚で随分と雰囲気が変わりましたw

かかった費用は、

1×4材 250円×10枚 = 2500円
レール類 一式     ≒ 5000円
接着剤等消耗品    ≒ 1000円

おおよそ8000円位で出来ました~

10,000円でお釣りがくる金額でこの仕上がりならまあまあではないでしょうか。