自作小屋 その10 自作木製引戸(1)

自作小屋 その10 自作木製引戸(1)

※材料の選択&設計ミスで、引戸が反ってきました・・・

にて作り直しています。参考にされる方ご注意ください。
m(__)m

木製の引戸が作りたい

自作小屋もいよいよ入口を作成すれば、外観は完成です。
木製のFIX窓が思ったよりも家族に好評だった為、
「調子に乗って入口も木製でいきます!!」しかも引戸でw
開き戸だと目の前に車とかあるとぶつけそうなんでw
ちなみに入口の開口は幅1200mm高さ2000mmです。
「開口大きすぎたかな、、、」
木製引戸なんて作ったことはないけど、とりあえず吊戸車というアイテムは買ってありました。

参考商品です

これさえあればなんとかなるやろw
あとは引戸を作ればいいだけ!!
こんなノリで作成していきます。

材料の選定

木製引戸を作るはいいけど、材木は何を使用するか、、、雨が直接引戸に当たるので合板類は当然却下、無垢の大きい板なんてホームセンターには無いし(あったとしても値段が高くて買えるはずがないw)
色々探していたら、SPF材 1×4 6Fってのが一本250円で売ってる、、、


SPFとは
スプルース(トウヒ)、パイン(松)ファー、(もみの木)それぞれの頭文字を撮ってSPFと呼んでます。
1×4とは
幅89mm厚み19mmの通称ワンバイ材といいます。
6Fとは長さの表記で1820mmになります。

・・・安い・・・よし!!これでなんとかしてしまおう・・・
買ってから考えます。とりあえず、「反り」や「ねじれ」の比較的少ない材を20本程買いました。

木製引戸の材料購入

材料の加工

使用した道具

  • メジャー
  • スコヤ
  • 保護手袋
  • 丸鋸
  • 木工用チップソー
  • ドリル
  • ビスケットジョイントカッター
  • テーブルソー
  • 保護メガネ
  • 丸鋸ガイド(90・45度切断用)
  • インパクトドライバー

木枠作成


手始めに入口の木枠を作成します。
開口の高さが2000mmなので、6F(1820mm)の材では長さが足りません。ここはダボで継ことにしました。
まず元の材にダボ穴をあけます。

ダボ穴

ダボ穴にダボマーカーという継ぐ相手側に印をつけるマーカーを差し込みます。
今回は8mmのダボを使用しました。

参考商品です

 

ダボマーカー
真っ直ぐ押し付ける

ダボマーカーを差し込んだ材へ継ぐ材を真っ直ぐ押し付けます。

継ぐ側のダボ穴の印

押し付けると継ぐ側にダボ穴の印が付くので、そこへダボ穴をあけます.
あとはダボ穴へ接着剤を注入してダボを差し込んで、継ぐ側に接着剤を塗って接合すれば材を延長できます。

ダボ継ぎ

接着剤は、以前からホームセンターで気になっていた
「ゴリラ ウッドグルー」
ってのを使ってみました。


耐水性があるらしいので、引戸本体にも使用します。

接着剤が乾くまでは動かないように固定をします。

固定

接着剤が乾いたら、紙やすりで整えて、オイルステインで着色、防腐処理をして開口にドリルビスで固定します。ドリルビスが短かったので浅いダボ穴の下穴をあけて固定しました。ダボ穴にはダボを埋め込んでビス穴を隠しました。

ダボ穴処理

木製引戸作成

開口が1200mmなので1×4材を14本並べていきます。
切り口の年輪を互い違いにして、材の反りを打ち消しあうように並べてみました。

木製引戸

、、、よくみると結構反ってますねw

反り具合の確認

この材をビスケットジョイントで継いでいきます。


あらかじめ並べた材にビスケットジョイントする位置の印をつけます。
その印にビスケットジョイントカッターで切込みを入れていきます。
切込み面に接着剤をビスケットを差し込んで、接合面にも接着剤を塗って、順番に継いでいきます。
最後にクランプでしっかり締めこんで圧着状態で接着剤が乾燥するのを待ちます。
って簡単に書いてますけど、1×4材×14枚ってことは89mm×14枚=1246mmもあります。そんなに長いクランプは持ってないし、買うととんでもなく高価な予感がする(価格は調べてない)ので、
「ダクタークランプ」ってのを作ってみました。
ダクターとは、電気工事や空調工事で、電線管や照明・空調機を固定するときや中にケーブルを通したりする材料です。結構リーズナブルです。

長さが2.5mあるので、2m位までの板なら作れますw
関連商品も豊富で、このダクターにハンガー吊金具という材料と、アジャスターボルト、Lアングル、フラットバーを組み合わせて、クランプを作りました。

 

ダクタークランプ

このダクタークランプを使って、1×4材14枚を継ぎました。

ダクタークランプ
ダクタークランプ
ダクタークランプ


接着剤が乾いたら、両端を切りそろえます。切りすぎると長さが足りなくなるので最小限にカットします。

両端切りそろえ

切りそろえた端部へ1×4材を垂直に継ぎます。

木製引戸完成

接着剤が乾いたら、余分な接着剤を削って、サンドペーパーで表面を整えます。

自作3Dプリンターサイクロン集塵機

写真は3Dプリンターで作ったサイクロン付き集塵ボックスです。
ANYCUBIC MEGA-Sってのを使ってます。

 

サイクロン集塵部

半端のフィラメントを利用して2分割で作成しました。よって色が違いますw
もともと3Dプリントで積層した物を部屋の中でサンディングするために作ったのですが、こんな過酷な使い方をされるとはw

ダストボックス

ダストボックスは、食品保管用のケースを利用しています。中身が見えているので、ゴミが溜まっているのが一目で分かるのが便利です。
パッキン付きのケースでそこそこ丈夫であれば、ダストボックスは何でもいいと思います。
ホースはホームセンターにあった、おそらく洗濯機の排水用のホースだと思います。
使用する掃除機や、ホースに合わせて接続口のサイズを作成できるので、3DプリンターはDIYする人にとってとても便利な道具だと思います。
よく、ペール缶を利用している人を見かけますが、大きくて容量があるのはメリットだと思いますが、ゴミが満タンになったら処理が大変だと思います。
食品ケース位のサイズなら、家庭ごみに混ぜて捨てても個人的にはいいのかなと思います。(あくまでも個人的見解です、、、)

吊戸車用レール固定

吊戸車を吊るレールもダクターを使用します。
開口の上下にダクターをビスで固定します。

吊戸車用レール

木製引戸をレールに合わせて仮固定して、吊戸車と引戸の厚みを材木で調整して、吊戸車を固定します。

吊戸車固定

実際に引戸を動かして、壁面と干渉していないことを確認します。

引戸の干渉確認

問題なければ、木製引戸の本体が完成です。

木製引戸取付

とりあえず戸締りが出来るようになったのでひと段落です。
あとはオイルステインで防腐着色して鍵と開閉用の取ってを取り付ければ完成です。ぼちぼちやっていきます。

続く・・・