自作小屋 その14 ヴィンテージ調の作業台兼収納棚を作成

自作小屋 その14 ヴィンテージ調の作業台兼収納棚を作成

ヴィンテージ調の収納棚を自作

無駄に多いガラクタを隠す為工具や小物を収納する為の棚を作ります。天板は作業台にも利用します。
出来れば少し古臭さや使用感が出ているかっこいい仕上がりにしたいと思います。

使用した道具

  • メジャー
  • スコヤ
  • 保護手袋
  • マスク
  • ディスクグラインダー
  • ドリル
  • 丸鋸
  • 木工用チップソー
  • 保護メガネ
  • 丸鋸ガイド(90・45度切断用)
  • インパクトドライバー
  • クランプ
  • コンプレッサー
  • フィニッシュネイラー

骨組の作成

角材

骨組は「廃材利用の棚2」で余った角材を使用します。

骨組作成

途中の写真を撮り忘れましたが、棚の奥行×高さの骨組みを合板で挟みパネルを作成して床から湿気が伝わらないように、10mm位浮かして奥の壁面に固定しています。
雨の日に外壁の下に詰めたモルタルが水分を吸って、その水分が室内の床面にまで来ています。(最初雨漏りかと思い、何回も屋根をめくって確認してしまいました・・・)
次にパネルの天端を角材で連結してその上に合板を貼り天板の下地を作ります。
天板には、「アピトン」という材木を貼りました。たまたま会社のトラックの荷台を張り替えたときに余った端材を貰ったので、使用してみます。
アピトン材は重くて固いので、作業台の天板にはもってこいだと思います。値段は高いですけど・・・

参考商品です

引出しボックスとフィニッシュネイラー

定規代わりの板材で引出の受け材取付

次に引出ボックスの受け材を取り付けます。受け材は合板を20mm位の細さに切り出してビスで取り付けました。
引出ボックスより5mmくらい大きい板材を切り出し定規に使用すれば、受け材を等間隔に取り付けられます。

次に引出ボックスを作ります。
最近は引出というとスライドレールを取り付けて引出を作るのが一般的みたいですが、おっさんは引出兼ボックスという使い方をするので、レール等の金具は使いません。
(けっしてレール代をケチったわけではありません・・・)

そこで浮いたスライドレール代(ケチったわけではありません・・・)でフィニッシュネイラーという道具を買いました!!

こ、これは超便利です!!

よくわからなかったので、DIY仕様のお手頃の値段の物を買ってみました。
ネットではもっと安いのが多く売っていますが、耐久性や誤動作による事故を防止したいので、値段と仕様を総合的に判断してこの機種を選びました。もっと予算に余裕があるなら某有名メーカーのプロ仕様の機種を買っておけば間違いないと思います。

コンプレッサーと組み合わせて使用するのですが、


「なんでもっと早く買わなかったのか!!」

と思うくらいに便利です。

特に箱等の小口へビスを打ちにくい物を作るときには、もってこいの道具です。
そしてビスのようにビス穴が無くすっきりした仕上がりになります。
使用するフィニッシュネイルも安いので、コストダウンになりメリットが多いです。
ただ、気を付けないと、斜めに打つとネイルが飛び出して自分の手を打ってしまうので、注意が必要なのと、コンプレッサーが必要なので、置き場所や騒音に気を付けなければいけません。

引出ボックス下段
引出ボックス上段

切り出した合板があっという間にボックスになります。
今回は実験的に接着剤無しで、フィニッシュネイルの強度や耐久性を確認してみます。

次にボックスの持ち手用の穴を開けます。
引出兼ボックスなので、引き出してから持ち運ぶことを前提に作成しているので、両側に穴を開けます。

穴開け

上の写真の左が裏に板を当てて開けた穴で、右が何もしずにいきなり開けた穴です。ひと手間で随分と結果が変わります。
穴を開けるときに、裏側に端材を当てるだけできれいに開けることができるので、端材をすぐに捨ててしまわずに穴開け用に保管しておくといいと思います。(収納がないと非常に散らかりますけど・・・)

底板は、端材の寄せ集めを貼って端材の処分を兼ねますw
見えない部分なので気にしないw

開けた二つの穴をジグソーで一つの穴にして、手を差し込めるようにします。

穴開け

そしていつものステインで着色して、引出ボックスの完成です。

参考商品です

引出ボックス

箱の内側を見ると、端材利用なのがよくわかりますw

工具箱のトレー

いままでガラクタ小物を詰め込んでいた工具箱は使用しなくなるので、中のトレーを再利用します。

工具箱のトレー

飛び出している部分を切り落として、上段の引出ボックスの仕切りに利用します。

工具箱のトレー再利用

中の物がぐちゃぐちゃにならなくなり、使いやすく成りました。

仕上げ処理

骨組と引出ボックスが出来たので、見た目の仕上げをします。

仕上げ作業

引出ボックスを入れた状態で、骨組が見える部分に合板を貼っていきます。
ここでもフィニッシュネイラーが活躍します。ビスで固定すると、ビスが見えるかビス穴を処理しなければならず、結局ビスの跡が目立ちます。フィニッシュネイラーで仕上げると、少し離れれば、ネイルの跡が目立ちません。

仕上げ作業

こんな感じで合板の切れ端を貼りつけました。
ここは仕上げの部分なので、珍しく慎重に切り出して貼っていきました。
そしていつものステインで着色するとこんな感じに仕上がります。

作業台兼収納棚

意外とヴィンテージぽくて思ってたよりもいい感じに仕上がりましたw
ただ、引出ボックスの合板が一枚だけ種類が違ったのか、変に目立っています・・・あまりに気になるようなら、作りなおします。
収納も今のところ十分で、ガラクタ小物類が種類ごとに仕分けできるので、室内もやっとすっきりしてきました。おそらく今までの写真を見てきた方は、

「このおっさんめっちゃ散らかして作業してやがるw」

と思ってる方が大半だと思います。ま、元々片付けは得意ではないので、収納は余裕があったほうがいいですねw
普段使っている作業台と高さも揃えてあるので、大きい材料の加工も出来るようになって、徐々に作業環境が整ってきました。